ペン字の検定試験

ペン字の検定試験には「全国ペン硬筆検定試験」と、「硬筆書写検定」の2種類の検定試験があります。

「全国ペン硬筆検定試験」は文部科学省認可の、(財)日本書道教育学会が実施する試験で、「硬筆書写検定」は文部科学省後援の、(財)日本書写技能検定協会が実施しています。

いわゆる「ペン字検定」は「硬筆書写検定」に名称が変更されました(平成2年)。

■ 全国ペン硬筆検定試験

試験日は、例年5月と11月に実施され、自宅受験となります。ただし、師範と司教は5月だけの実施で、師範については試験会場での受験で、面接もあります。

□ 受験資格

基本的に受験資格はなく、誰でも受験できますが、初めて受験する方は、級位認定試験の初級からの受験になります。

□ 検定の内容

検定は、級位認定試験と資格認定試験の2種類で、技術試験と知識を問う試験からなります。

級位認定試験では、初級、中級、上級、資格認定試験では、助教、司教、師範に分かれています。。

□ 受験料

初級 3,000円から助教で8,000円で、上位の試験ほど受験料も高くなっています。

■ 硬筆書写検定試験

試験は、毎年1月、6月、11月に全国の主要都市の会場で実施されます。

□ 受験資格

基本的に受験資格はなく、誰でも受験できます。

□ 検定の内容

検定は、五級、四級、三級、二級、準一級、一級の6つの級があり、基本的技術と知識の試験となります。 試験時間は60分または90分となっています。
合格率は五級、四級は80%以上ですが、一級では10%以下〜10%台となっており、上級になるほど難易度が高くなっています。

□ 受験料

五級 1,000円から一級で5,000円で、上位の試験ほど受験料も高くなっています。